剣を駆る雀 (VT250 スパーダ日記)

VT250 スパーダに乗ってます。そのメンテ記録とかをメインに載せていきます

ウインカースイッチボックスの清掃(ウインカー不調)※8/4追記

こんにちは、すずめちゃんです。

最近は緊急事態宣言などもあり全然走りにいけてません。
素行距離は伸びてるんですが、ぜんぶ通勤で寂しいゾ!!

そんな寂しい通勤なんですが、結構ここで問題に気づくことが多いです。
ま、ロングツーリング中に問題が発覚してもどうしようもないから良いんだけど。

前振り

で、何が起きたかというと「ウインカーの不調」。

ウインカーを左右どちらにやってもうまくいかず、「カチカチカチカチ」とハイフラみたいな音はするけどランプが反応しなくなったり、ウンともスンとも言わなくなったり。

雨の日でも晴れの日でもランダムに起こるので、そろそろ手をいれることにしました。

問題探し

じゃあまず、問題を切り分けていくことに。

 

1.ウインカーが正常に動く場合は全く問題なく反応する
 →不確実性が高いものの、正常時のリレーは正しく動作している?

 

2.不調な時に、スイッチをわずかに押し込むようにすると反応することがある
3.スイッチを何度も動かしていると正常に反応することがある
 →スイッチボックスの不具合の可能性?

 

ということで、軽く切り分けてみたところスイッチボックスが怪しい。
実際、スイッチボックス内部の接点がグリスまみれになっていることで反応しないこともあるそうで。

今回使用した工具・道具

・プラスドライバー
・17mmレンチ(ミラー外す用)
・ウェス

今回使用したアイテム 

可動部分へのグリスアップに。これ前に買ったけど全然無くなんないんだよなァ…

 

 ちなみにこれ買ったら3本セットで5年ぐらい経つのに使い切れてません()

スイッチボックスを外そう!

スイッチボックスは下側から2本のネジで固定されているので、プラスドライバーで外します。

(あとで写真のせよう)

ネジを外したら、上下にカパッとケースが分離します。

結構狭いのでぐりぐりと動かしながら外していきます。あと、チョークワイヤーもレバーから外しておきます。

はい、御開帳!

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きったねぇスイッチケースだな

焼けに焼けたスイッチケース、今度塗装しちゃるからな!!!!!!!

んでもって、パっと見えるレバーにつながる金具のグリスが固化していて…嫌な予感しかない!

下側のネジを外し、上側のネジを外し、パーツを外していきます。

すると接点部分のパーツが・・・きったねぇ(げろげろ

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中央の白いものが接点パーツ

さっそくこれを引っ張り出して分解。見事に、接点に緑色になったグーリースーゥ・・・

 

パーツクリーナーで濡らしたウェスでふきふきしてやっと人前にお見せできるものに!(写真撮り忘れたってわけじゃないよ?ほんと・・・忘れました!)

 

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キレイ!!!!キレイだよぉ!!!!

緑色のぐちょぐちょした液体濡れになっていた(悪意)接点ちゃんを救出!

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今回取り外したパーツ

右上に映っている緑っぽいものがそれやで!

 

あとは組み付けるだけ。そう思っていたら・・・

お気づきだろうか。上の写真の下にあるばねパーツ。このパーツ、非常に小さいうえに、なんだか固定されていなさそうなことに。

もうお気づきだろう。そう、組み付けようと思ったら、バネが・・・バネがないぞォ!

いやマジ、コンクリート(しかも荒仕上で汚れも堆積)の上に落としたらわかんねぇよ!!!!!!!

 

10分ぐらい地面に顔をこすり付けながら探しておりましたとさ。

しかも近所の子供にその姿を目撃されるとか、これはもう辱めですよね?

見つかったからいいけどさ…。

 

とりあえず、各パーツを洗浄して必要そうな場所にグリスアップして組み付けていきます。

 

で、どうだった?

ぶっちゃけ、要所要所で通電テストはしていたので分かってはいたことだったんですが…

 

復活しました!!!!!!!!

リレーの動作音も心なしか大きくなって祝福してくれています!!!!

 

これでポリスメンにつかまらなくて済むぜ!

 

 追記

昼間に走っていて気付いたけど、ウインカー明るい!
これまでの3倍…とはいかんけど1.5倍~2倍くらい明るくなってました。
こんなこともあるんだねぇ

 

作業時間:25分(うち落としたネジの捜索に10分)

 

【8/4追記】不調の再発

なななんと、あんなにがんばったのに、ウインカーの動作不調が再発しました。

今回も早速、問題の切り分けを行いました。
(急ぎで対応したので、写真は撮っていませんでした…残念)


左ウインカーの動作時のみ問題があったため、まずは端子の再清掃を(やってることは同じ)
しかし、ダメ。多少良くはなったものの、完治はせず。悪化しとるやん…

 

と、そこで端子の接点についているはずの銅めっきがはがれていることに気づき、
「これはもしや」と端子の劣化を疑い始める。(とはいいつつほぼ確信)

テスターでリレーへ流れる電流を測ってみると、左ウインカーのON時のみ電流が弱まっているのが判明!やったぜ!

ということで、ここで便利ケミカルツールの「接点復活スプレー」を吹きかけて綿棒で余分な部分をぬぐい取ります。 

KURE 接点復活スプレー #1424 220ml

KURE 接点復活スプレー #1424 220ml

  • メディア: Tools & Hardware
 

接点の洗浄をしてくれる上、導通しやすい被膜を形成して電流が流れやすくなるのを手助けしてくれます。
ファミコンのソフトとか、ゲームボーイのソフトの端子にぬりぬりするとフーフーしなくても済むぞ! え?持ってない?買え!

※注意:銅めっきと違って耐久性はありません。定期的に噴射してあげよう!ぶしゃあ

 

やった、直ったよぉおおおおお(`・ω・´)

 

今後定期的にメンテでぬりぬりしてあげなきゃいけないけど、めでたしめでたし!