アーシング(フロント)
アーシング(フロント側)
旧車で効果があると言われるアーシングを今回は試してみます。
ヘッドライトが暗い、セルがかかりにくい場合に行う事が多いです。
本来車体のシャーシを通じて電気をバッテリーのマイナス側へ逃しているものを、
シャーシではなくアース線に置き換えることで電気抵抗を減らします。
結果として、ヘッドライトが明るくなったり、セルが掛かりやすくなります。
VT250スパーダでは、フロント側はラジエータ、リア側は右テールカウル内側にアーシングポイントがあります。
今回使用した工具
コンビネーションレンチ 8mm
六角レンチ 6mm
今回使用したアイテム
80cm、8sqのアーシングケーブルです。正直、結構太いのでもう少しランクが下でもいいのかなと思いました。取り回しは非常にしやすい柔らかさです。
アーシングケーブルがロールであったりするなら、自分で加工しながら付けるのもいいと思います。ただ、電工ペンチが必要になりますけど…。
ラジエターをずらして取り付けます
アーシングポイントはラジエター左上部にあるこのボルトですが、ラジエターをずらさないとレンチが入りません。
なので、まずはラジエターをずらしてレンチが入るようにします。
(ケーブルが覆いかぶさっている場合はこれも少しずらします)
ラジエター左下側にある、黒い六角ボルト<6mm>を外します。
右側にも同じようにボルトがあるので外します。(これは外したあと)
このあとラジエターを前側に少しずらし、レンチが入る程度に開きます。
そこにアーシングケーブルを挟み込んで、再度締め込みます。
このときアーシングケーブルの端子部分をラジエターの形に合わせて折り曲げました。
バッテリー側
バッテリー側にはタンクの下側から取り出して接続しました。
買う前に測ったんですが、結果として結構ぎりぎりで、70cmだと確実にケーブル長が不足しそうです。
写真で見直すと結構汚いですね…ここらへん次にはなんとかします。
ケーブルの取り回し
今回はこのように取り回しました。
あまり外に見えないようにタンク下を這わせています。
で、どうだった?
試しにキーを回してみると、まずライトの光量が違います。
今まで昼間には付いてるのかあんまりよくわからなかったのですが、
バッチリと付いていることがわかります。
インジケーター類も心なしか力強く光っているように思います。
メーターだけはもともと暗いので違いはわかりませんが、これは夜に期待です。
昼間でこの違いなら、夜間はどれだけ違うのか…。
今から楽しみです。
作業時間は準備・片付け含めておよそ30分でした。